学校の反応 ~脱学校への道2~
4月27日朝、夫が小学校へ出向き、校長先生にレポートを渡しました。
校長先生はたいへん驚いていたそうです。
気がつかずに申し訳なかった、これは人権の問題であること、全校の問題にすること等、誠実にこたえてくれました。
そして、すぐに動くことも約束してくれました。
実際、その日のうちに加害児童たちに聞き取りをし、全員、長男への加害を認めました。
担任まかせにせず、教頭先生、校長先生も関わっての対応でした。
保護者にも、担任の先生から連絡がいったそうです。
翌28日は遠足でした。
長男は「遠足だともっとひどいことになる」と言って休みました。
そうだったのか……前の遠足でとても嫌な思いをしたのか……。
これは後日聞かされることになりますが、
加害児童のうち1人の保護者が
「長男くんが悲しい思いをしているのに、
うちの子が遠足で楽しい思いをするわけにはいかない」
と学校に連絡してきたそうです。
その子はその日、遠足を休みました。
不思議です。
じつに不思議です。
遠足はたしかに一般的には楽しいものです。
学校で授業を聞いているより楽しい! と答える子どもは大勢いるでしょう。
とはいえ、学校側の位置づけは「レジャー」ではなく「授業の一環」です。
その保護者なりのけじめのつけ方なのかもしれません。
でも、わたしたちは
「不思議なことをするんだなぁ。それなら、なぜすぐに長男に謝りにこないのだろう?」
という感想しか持てませんでした。
わたしたちがもし加害児童の親ならば、何を措いても子どもを伴って直接謝罪に行きます。
今は保護者同士の接触はさせない方向のようなので、学校側には嫌がられるかもしれませんし、
もちろん被害に遭ったお子さんや保護者は「会いたくない」とおっしゃるかもしれません。
それでも、人としてやるべきことは、まず「謝罪」なのかな……と思っています。
長男が望んでいたことは明確で、
・(加害児童に)謝ってほしい
・(加害児童に)聞きたいことがあるから答えてほしい
の2点でした。
週が明けて5月2日、長男と夫、わたしの3人で学校へ出向くことになりました。
加害児童との対面です。
(つづく)