まだ学校で消耗してるの?

2017年5月より小2長男・脱学校につき、家族で「学校のない生活」を模索中

ツイッター、それは不登校の「情報」と「仲間」が一気に集まる場

最近、アカウントを作り直して、またツイッター界に出入りするようになりました。

最初に作った時は、ありがちなんですが、カッとなることが多くなってしまい、しんどく感じてやめました。

 

 

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今回作り直したのは、ROM専でテレビドラマや好きなアーティストのアカウントをフォローしたいがため。

それが、気が付けば不登校アカウントになっていました(苦笑)。

 

 

きっかけは忘れましたが、私と同じような経験をされた方や、共感できる考えを持った方が不登校アカウントには多くいることを知りました。

情報も仲間も一気に集まります。

おかげで、自分の考えをブラッシュアップするスピードも速い速い!

 

 

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これ、2年前に知りたかった……!

当時の私はなぜ、ツイッターの門を叩かなかったのか。

ツイッターってメルカリに似ていて、「こんな物、さすがに売られていないだろう」というものでも意外と出品されているように、いろんなテーマのアカウントがあるんですよね。

 

 

一番の収穫は、わが家が目の当たりにした校長や担任の言動、教育委員会の言動などが特殊なのではなく、びっくりするほど同じ言動があちこちで確認できたことです。

「いじめ不誠実対応裏マニュアル」でも流通しているんじゃないかというくらい、同じなんですよね……。

これはもう驚くほどで。

 

 

あとは、誰からも「いいね」されなくても、吐き出した言葉を瓶詰めの手紙みたいにツイッターの海に放流できるのは、精神的にとてもいいです。

思った時にパッとツイートできるのがいいですよね。

思いがけずリプがついたら、またそこから話が広がったりもして。

 

 

もちろん、ツイッターはいいことだらけというわけではなく、いくつか気にしたほうがいいポイントはあります。

 

 

1.不登校を否定しない、受容的、考え学ぶことを厭わないアカウント

フォローするならこういう不登校アカウントが理想的、と私は思います。

ツイッターは自由に発言できるからこそ、わざわざ不快な思いをしにいく必要はありません。

不登校を否定していないアカウントであることが一番のポイントです。

さらに、不登校や教育まわりのことを学んで、考え続けている人からは、いろんなことを教わることができます。

具体的に聞きたいことがある時ももちろんですが、何気ないツイートにも含蓄や気づきがあってですね。

いろいろ学べます。

 

 

 

2.教師アカは要注意

学校で教師をしている人(ツイッターなのであくまで自称ですが)のアカウントもたくさんあります。

 

ただ、一見理解のあるようなアカウントでも、あるテーマになると「あれっ?」と違和感盛りだくさんとか、言葉遣いにいろいろにじみ出てしまってひっかかる、というケースが散見されます。

 

最近だと、NHKで放送されたいじめ特集の感想として「いじめ対応はやってられない」「ここまで現場に求められると困る」というツイートをしている教師アカもけっこうあったようです。

 

最近は学校の先生も大変だそうですから、気持ちはわからないでもないですが、あの内容を見てもそういう感想しか出てこないのだとしたら、至極残念です。

 

もちろん、外からはうかがい知れない現場の生の声を発信しながら、学校の理屈に染まっていない発信をしているアカウントもあります。

そういうアカウントと交流できると、知見も広がるというものです。

 

 

 

3.ネガティブなツイートとの付き合い方

今もまだ継続中ですが、「不登校YouTuberゆたぼん」の報道をきっかけに、彼に対するバッシングが吹き荒れました。

 

結果的に、不登校全体に対しての世間の偏見が一気に可視化されて、不登校に対してそれなりに考えたり情報を得たりしていた私でも、恐怖感を覚えたほどでした。

 

LGBTと同じように、不登校に対する社会の見方も、この10~20年ほどでだいぶ変わったんじゃないか……という淡い実感を吹き飛ばすほどでしたから。

 

状況が比較的安定していて、不登校に対しての理解が深まっている人ならば、飛び交う罵詈雑言もある程度冷静に見られるかもしれません。

(実際、ある程度知識のある人なら簡単に反論できるようなコメントが多いです)

 

が、今まさに悩んでいるという人は、こういう時はなるべくネガティブに盛り上がっているアカウントには近づかないに越したことはありません。

 

学ぶことがあるとしたら、不登校への偏見や罵詈雑言のツイートへの説得力ある反論で「理不尽な相手とのケンカの仕方」を学べるという点でしょうか。

 

理不尽な相手は最終的にはブロックですが、いくつも見ているうちにパターンが見えてきます。

私もかなり学ばせてもらいました。

 

リアルな世界で、不登校への偏見を投げつけてくる人もいますから、咄嗟に言うべきことを言える反射神経を養うためにも、ケンカの仕方を蒐集することができるのはツイッターの利点かもしれません。

 

慣れてきたら、渦中に飛び込んでケンカの腕前を上げるのもいいかもしれませんね。(私はまだできない)

 

 

 

4.ほっこりアカウントやメンターアカウントも混ぜる

不登校や学校ネタばかりになると息苦しくなるので、ほっこりできるかわいい動物動画アカウントとか、漫画家の瀧波ユカリさんやコラムニストのジェーン・スーさんのようなエンカレッジ&エンパワメントしてくれるメンターアカウントもフォローしておくと、気分がよくなるのでおすすめです。

 

私は、瀧波さんのツイートに、たびたび助けられています。

 

 

 

……そんなわけでツイッター、不登校の当事者や保護者にとっては、思った以上に活用できるSNSです。

気持ちを吐き出す場としてもよし、有益な情報をdigしてもよし。

リスクは上手に回避しつつ、しんどくならない程度にお付き合いしてみてもいいかもしれません。