まだ学校で消耗してるの?

2017年5月より小2長男・脱学校につき、家族で「学校のない生活」を模索中

長男が夢中になっているもの【2017AW】

青木村にも冬がやってきました。

 

先日、このブログが開設から半年経ったというお報せが、はてなから届きました。

早いですね。

 

このブログでは、長男自身の話はほとんど書いていません。

話を聞いてまとめたい思いはあるのですが、現状では本人が望んでいないからです。

話したくなったとき、またはまとまった話が聞けたときが来たら、と考えています。

 

そんなわけで、間接的にはなりますが、本人が夢中になっているモノを挙げて、長男の“現在位置”を記しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

1.LEGO

とにかくLEGO。三度の飯よりLEGO

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リビング上にあるロフトが、現状では長男専用のLEGOルームになっています。

LEGOはパーツが小さく、弟たちに触らせたくないので、このように隔離してあります。

(とはいえ最近、ロフトが気になってはしごを途中までのぼる弟たち……隔離ができなくなるのも時間の問題かも)

 

毎日、気がつけばロフトにあがり、延々黙々とひとりで精巧な作品を生み出しています。

見た映画からインスパイアされることもあれば、LEGOの動画を参考にしていることも。

薪ストーブの世話をする父ちゃんや写真立てなど、実用的なものも作るようになりました。

 

最近、せっかくいろいろ作っているので写真に撮って【長男taboくんのLEGOシリーズ】としてわたしのインスタグラムに投稿するようになったところ、海外のLEGOフリークから「いいね!」してもらえるように!

 

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https://www.instagram.com/p/BbxlZN0Dniv/?hl=ja&taken-by=gyogo_gyogo

 

国はハンガリー、ロシア、アメリカ、ブラジル、スペインなどなど。

LEGOフリーク、LEGOの店、LEGO好きなアートディレクター、アーティストなどです。(ほぼ全員男性)

 

長男は、自分の作品を地球の反対側の人も見てくれて「いいね!」してくれるということに、とても興奮していました。

SNSのいちばんの醍醐味ですよね。

 

SNSは上手に付き合えば、子どもにとって、広い世界への窓になるんだナァと実感しています。

 

そんなわけで、LEGO制作にさらに拍車がかかっているようです。

 

 

 

2.アニメ

日本の定番から海外のひとクセあるものまで

「ポケットモンスター」「100%パスカル先生」「ドラえもん」などの日本のアニメから、海外の動画やアニメまで幅広く観ています。

一時期ヘビーローテーションしていたスタジオジブリ作品は最近は一段落したようで、ほとんど観ていません。

 

「LEGOの動画」

www.youtube.com

Amazon、youtubeなどでLEGOの動画をよく見ています。

けっこうよくできているんですよね。

 

HIKAKINなどの動画職人の映像もよく観ています。

今の子どもにとっては、動画職人は憧れの対象。

おもしろいものを生み出すパワーもすごいし、稼いでいる人はかなり稼いでいます。

こういうところは、まさにネクストジェネレーション感があって面白いですねぇ。

 

 

「アドベンチャー・タイム」

www.youtube.com

アメリカのアニメです。

テレビでの放映もありますが、こちらではケーブルテレビなどに入らないと見られないので、今はもっぱらDVDで観賞中。

 

ハイ・ファンタジーの物語です。

架空の大陸「ウー大陸」を舞台に、スーパーヒーローになりたい12歳の少年・フィンとその大親友で老練な犬のジェイクを中心に話が展開していきます。

 

ストーリーはめちゃくちゃなんですが、妙に面白くて魅力的なんです。

登場人物もキャラが立ちすぎていて笑えるし。

 

カートゥーン ネットワークオリジナル「アドベンチャー・タイム」は、2012年5月より日本での放送を開始。
パイロット版を経て2010年にアメリカでスタートした本作は、全米初放送時、視聴率1位(※)を獲得し、現在も大人気放送中の冒険ファンタジーです。


(※)ケーブル&地上波放送作品中、6-11歳、2-11歳児童、 9-14歳男子、各カテゴリで1位(米ニールセン調べ)

――公式サイトより

 

吹き替えの声優さんもすごくいいんだと思います。

特にジェイクの斎藤志郎さん!

おっさん犬で情のあつい知恵者なんですが、いつもフィンといっしょにハチャメチャをやっていて、わがやは全員ジェイクが好き。

(わたしは間抜けなアイスキングとヴァンパイア・クイーンのマーセリンも好き)

 

日本語版吹替えには、主人公フィン役を朴璐美、ジェイクを斎藤志郎はじめ、人気声優が顔を揃えているほか、キャラクターグッズも人気を博し、子供から大人まで幅広いファンを持つ注目作品です。

――公式サイトより

 

詳しくないのでどれがどうと指摘はできないんですが、おそらく、古典や神話を下敷きにしているんじゃないかと思います。

だから物語世界に強度があって、見飽きないのかな、と。

あくまで推測ですが。

 

 

「スポンジボブ」

www.youtube.com

これもアメリカのアニメですね。

友人の息子くんたちも好きだったので、男の子はわりと好きなテイストなんでしょうか。

ぜんぜん違いますが、テンポは「トムとジェリー」を連想させるものが。

エンディングテーマはRIP SLYMEのオリジナル曲で、耳に残りますねー。

 

 

 

3.ドキュメンタリー

ネイチャー関係強し!

「ワイルドライフ」(NHK BSプレミアム)
NHKスペシャル「シリーズ ディープオーシャン」(NHK総合)
「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」(NHK総合)

www4.nhk.or.jp

 

どれもネイチャー関係ですね。

録画したものを本当によく見ています。

 

しかもよく覚えていて、ときどきここから得たらしき知識を披露してくれます。

「心底感動したんだなー」という感じが伝わってきて、なかなかに心震える視聴体験になっているようです。

 

最近の「ダーウィンが来た!」では、野良猫の生態をやっていて、特に面白く観ていたようです。

オスの子殺し(注:ほかのオスの子ども)についても丁寧に説明していて、こういう側面も知ることができるのはいいですよね。

 

NHKスペシャルで放映されている「シリーズ ディープオーシャン」は深海モノ。

ご多聞に漏れず長男も深海には興味があるようです。

 

そういえば、NHKでツタンカーメンの墓についてやっている番組も最近あって、それもかなり真剣に観ていました。

CGを駆使して発掘当時のツタンカーメン王墓を再現していて、かなり見ごたえがありましたよ。

ツタンカーメン王は9歳で即位しているそうです。

「taboくんがあと1年経ったら即位ってことだよ!」と言ったら「ぎょえ~~!」と驚いていました。

 

なんだかんだ言ってもNHKのドキュメンタリーは見ごたえのあるものが多いですね。

夏に戦争関係のドキュメンタリーもやっていたので録画しておきました。

世界の複雑さ、悲惨な側面が理解できるくらい成長したら、一緒に観たいと思います。

 

  

「世界入りにくい居酒屋」(NHK BSプレミアム)

www.nhk.or.jp

 

これはわたしたち両親の好みに付き合わせた結果なのですが……。

この番組は、海外の都市にある「入りにくい居酒屋」を取材するというものです。

 

「入りにくい」の意味は、店のキャラが立っている、見つけにくい、観光客がほぼ来ない、ディープ、といった意味のようです。

 

これがまあ、毎度本当に面白いんです。

店主の人柄が魅力的で、料理やお酒もいかにもおいしそうで、地元の人たちに愛されている店ばかりなのです。

気のいいヘベレケさんたちを見ているだけで幸せな気持ちに。

 

居酒屋にはなかなか行けないわたしたちには癒しの番組ですが、長男にはなんだかおもしろい大人たちがぞろぞろ出てくる番組に見えるようです。

これを見ながら「いつか、この居酒屋行きたいね」と長男と話をしています。

 

子どもたちがもっと大きくなったら……下の双子さんたちが10歳くらいになったらかな? 家族5人で何か月か海外を旅するのが夢です。

バックパッカー旅行で、いろんな国に行って、いろんなものを見ていろんな人に会っていろんなものを食べたい、と夢想しています。

 

 

 

4.映画

映画館&録画で楽しむ

映画は、本人が観たい新作を映画館に観に行ったり、テレビ放映を録画したものをよく観ています。

吹き替えでないものも多いので、その場合は一緒に観ている夫かわたしが字幕を音読しています。

 

「レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー」(2017年/アメリカ)

www.youtube.com

 

これもLEGOですね。

 

ちょっと前に長野市の映画館まで夫と2人で観に行っていました。すごく面白くてまた観たいそうです。

 

“ニンジャ”と言いつつずいぶん中国風だなオイという、「欧米から見た東アジアあるある」な舞台設定なんですけどね。

 

 

「スター・ウォーズ」シリーズ(1977年~/アメリカ)

www.youtube.com

 

夫と一緒に観ていました。

 

最初は2話も観れば「もういい」という感じだったのですが、最近また「観たい」と言い出して観ていました。

好きなキャラクターは「チューバッカ」だそうです。

(わたしが「チューバッカ―?」と聞いたら「バッカ! バカじゃねえんだから!」と注意されました)

 

観たあとでインスパイアされるものがあったらしく、LEGOでスターウォーズにいかにも出てきそうな乗り物を作っていました。

 

 

「ブルース・ブラザース」(1980年/アメリカ)

www.youtube.com

これも夫が何気なく観だして、一緒に観ていました。

 

というか、このときは結局家族5人で観ることになってしまい、下の双子さんたちが盛大なカーチェイス&クラッシュシーンに大興奮で、寝付くまで大騒ぎというおまけ付きだったのでした。

 

音楽は最高、キャストは超豪華、下品なジョーク、ワルっぷり、登場人物たちのキャラの濃さ、展開のハチャメチャさ。

最上のエンターテインメントであり、どれをとっても誠に“教育的”な映画ですねぇ。

 

いやそれより何より、単純にお腹の底から力が湧いてくるような楽しさに満ち溢れているのが、何度観ても「いいな」と思える理由でしょうか。

 

長男にどこが面白かったか聞くと「んー、アホなところ!」と言っていました。

 

余談ですが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの星野源さんも、幼いときに観たこの映画は自身の血肉なるほど影響を受けていると言っています。

今回改めて観て納得、でした。

 

 

 

「プロジェクトA」(1983年/香港)

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ジャッキー・チェン出演の名作ですね。

 

1900年代のイギリス植民地下の香港が舞台で、ジャッキーをはじめとしたカンフーの達人の超絶技巧、テンポのよい展開が、スカッとカラッとしていてとにかく面白いです。

 

ストーリー、展開ともに明快な勧善懲悪でテンポがいいので、字幕を追えない子どもでも楽しめるようです。

 

 

 

5.本

本だけは惜しみなく!

図書館・書店には、本人の希望もあってよく行っています。

 

「LEGO製品カタログ」

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製品カタログですら熟読……。

「これが欲しいナァ」と夢を膨らませつつ、お小遣いを貯めるモチベーションをあげているみたいですよ。

 

書店で売っている、LEGOのパーツが付録になった本もときどき購入しています。

 

 

月刊「コロコロ」(小学館)

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発売日に新聞といっしょに配達してもらうようにしています。

届くと、パジャマは着替えない、朝ごはんもそっちのけで熟読していますね。

 

そう、長男は「三度の飯より……」な人で、食事に対する欲があまりないんですよね。

わたしは食欲ファーストな人間なので、最初は驚いたものです。

 

寝ても覚めてもLEGOな今はそうでもなくなりましたが、一時期は脳内がコロコロで占められていました。

「でんじゃらすじーさん」シリーズや「100%パスカル先生」がお好みのようです。

 

 

角川まんが科学シリーズ「どっちが強い!?クジラvsダイオウイカ 海のモンスター対決」(KADOKAWA)

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児童書のこのジャンルは人気がありますね。

「最強生物」とか「危険生物」とか。

けっこう前から、この手の本は欲しがることが多かったです。

 

 

「こども博物誌」シリーズ(玉川大学出版部)

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玉川大学出版部が、玉川学園創立90周年を記念して出しているシリーズです。

 

玉川大学出版部は、過去に計8種の児童百科を出版してきたそうです。

どうりで、なかなかの内容なんですよ。

 

全集方式で1巻ずつリリースしているようなんですが、今の時代に珍しい丁寧かつアナログなつくりです。

 

大判のハードカバーで、ビジュアルは写真ではなく緻密なイラスト!

ゆったりした組みなのもいいですね。

 

たしか新聞広告で見て、これは面白そうだということで買ってみたんでした。

 

【全巻構成】
・動物のくらし(2016年5月刊)
・ぐるっと地理めぐり(2016年9月刊)
・数と図形のせかい(2017年1月刊)
・昆虫ワールド(2017年5月刊)
・音楽のカギ/空想びじゅつかん
・植物とくらす
・日本の知恵をつたえる
・地球と生命のれきし
・ロボット未来の部屋
・頭と体のスポーツ
・空と海と大地
・ことばと心

――公式ホームページより

 

 

今は、動物と昆虫の巻を読んでいます。

その生物の生態を詳細かつわかりやすく描いているので満足感があるのか、長男もとても気に入っています。

 

なので、これは学習にも使っています。

1日1種分を音読しながら、疑問や面白いところを話し合いつつ、という感じで使っています。

 

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今はこんなところでしょうか。

 

わたしたち親が素直にいいなと思ったものを勧めたり、一緒に楽しむこともよくありますが、基本的には本人の好みをそのままにしています。

 

まあ、子どもの世界にとって親は所詮“場外”。

とはいえ、言葉の外で無意識に何かを押し付けていることもあるかもしれません。

場外とわきまえたところで、身近な大人の影響は排除できません。

そのへんのさじ加減は本当に難しいところです。

 

本人が楽しいと思えることがあれば他に何を望もうか!

一緒に楽しめればなお言うことなし、ですね。