ジブリの世界みたいな里山で遊んできたよ
写真:「地球クラブ」はこーんな山の中にあります。
※内容に不正確な点等があったため、一部修正しています。なお、この敷地は私有地ですので勝手に立ち入ることはできません。地権者および「地球クラブ」の会員に限って使用されるフィールドです
「子どもが学校をやめたよー」と話をしたら、とあるお友だちがこんなところを紹介してくれました。
青木村には「地球クラブ」という、乳幼児からお年寄りまで、さまざまな年代が集まって、里山でいろんな体験をする団体があります。
参加者は村内にとどまらず、上田市などからも来ているそうです。
青木村のとある場所にあるのですが、途中からは車1台がやっとという細い道に入っていきます。
なんだか『千と千尋の神隠し』みたい……。
とつじょ、縄文人の住居みたいなものが見えてきます。
そこが「地球クラブ」のフィールド「ふくろうの里」なのです。
立派な木造の小屋と、竪穴式住居が建っています。
大きな木が何本ものびのびと枝をひろげ、池もあるし、『バムとケロの森の小屋』をもっと素朴にしたような高床式の小屋もあるし、五右衛門風呂もあるし、ブランコもあるし、畑もあるし、実のなる木もあるし!
(今回は、グミの実と桑の実が食べごろでした)
これはすごい……。
『となりのトトロ』の世界みたい!
くるみの木からさがっているブランコ。最高に気持ちいい!
有機栽培の畑。こちらは「地球クラブ」のメンバーが植えているそうです。うちの畑よか立派ですよ。
カブトムシの、もうすぐ成虫になるヒトたち。本当は掘ってはいけないそうなんですが……子どもの好奇心のためにごめんなさい。
「オレはゲームとかユーチューブが好きだ」と言っていた人がパンツ一丁で池にみずから入りました。
濁っていて中がよくわからない池に入れるだけで尊敬しますよ。
畑のそばで、おがくずなどを積んでいたところには、カブトムシの幼虫が大量発生。
少し掘り起こして様子を観察しました。
カブトムシの幼虫は、自分用の丸いスペースを作るんですね。
それがまたきれいな卵型で、きめのこまかい陶芸用の土みたいにすべすべなんです。
ちょっと掘り崩しただけで、このスペースがたくさんあるのがわかります。
なるべく傷つけないように観察して、埋め戻しました。
(本当は幼虫のスペースを守るために、掘り起こすこと自体やらないほうがいいそうです。カブトムシさんたち、ごめんなさい……)
そのあとは、ブランコをこいだり、池を観察、池に入る、沢ガニを見つける、初物のきゅうりを収穫など、好奇心のおもむくままに活動しました。
「おれ、ほんとは行きたくねーんだよなー。『コロコロチャンネル』見たいんだよなー」と言っていた長男は、パンツ一丁で遊んでいました。
そのパンツも池でびしょ濡れ、最後はノーパンでズボンをはいていました。
(「着替え? イラネー」って言ってたのダレだ)
地球クラブができたのが1995年(わたしが高校を卒業した年!)ですから、もう22年続いているんですね。
最初は別の場所で活動して、青木村に拠点を移したそうです。
何もなかったであろう里山に、こつこつ手を入れて、ここまで気持ちのいいフィールドを作ってこられたことに、心を揺さぶられました。
来年度からはここで「森のようちえん」がはじまる、かも?
(現在、園児募集中のようですが、集まり具合によって開園時期が変わるかもしれないそうです)
朝、青木の道の駅に集合して、歩いてフィールドまで行くそうですよ。
なんてすてき!
うちの双子も、こちらに通わせようかな?
長男はすっかり気に入ったようなので、「地球クラブ」の会員になることにしました。
ここでジブリ的世界の時間を過ごしたいと思います。