まだ学校で消耗してるの?

2017年5月より小2長男・脱学校につき、家族でオルタナティブを模索中

ホームエデュケーション生活が1週間経ちました<前編>

 

 

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写真:漢字の書き取りやっています。

 

 

我が家のホームエデュケーション(以下、HE)は夫(どびさん)が中心になって進めています。

どびさんは、やる気があり、勉強の意味も勘所もよくわかっているので。

わたしは大学時代に小学生の家庭教師をやりましたが、あまりに教えるのがヘタでトラウマになっています……。

 

どびさんに、インタビュー形式でこの1週間を聞いてみました。

長いので、前編・後編に分けますね。

 

 

――1週間経って、どう?

 

時代の違いなのか、個性の違いなのかわからないんだけど、

学ぶことに対しての渇望感が、自分の経験と照らし合わせると違っていて、戸惑いがあるね。

刺激(ゲーム、本、マンガ、アニメ……etc.)がたくさんあるので、なかなか気持ちが向かないのかな。

40年以上前とは明らかに違うという印象だな。

 

 

――40年以上前に小学生だったどびさんは、学校や勉強をどう感じていたの?

 

 

ある種の修行みたいに学校に行っていたよ。

「これをやらないといけない」は、親や教師だけでなく、子どもも共通理解としてあったように思う。

 

それと、今は学校での教え方もぜんぜん違うよね。

何度か長男の授業参観に行って、今はクラス全員をどう参加させるかに腐心していると感じた。

退屈な子はずっと退屈なまま強制的に参加しなければならないから、スポイルされちゃうよね。

 

ぼくは、春休み前にもらった次の学年の教科書を、春休み中に全部読んでいたの。

だから、授業が退屈になりがちなんだけど、そのときは次に習うところを読んだり、それにも飽きると落書きしたりして、しまいには怒られていた(笑)。

そんなふうに、こっそりだけど参加しない余地があったんだよね。

 

今は、そういことができる感じじゃないよね。

 

 

――どんな感じでHEを進めているの?

 

 

午前中は座学。

国語は「漢字の書き取り」「音読」

算数は「計算」「時計」だね。

 

午後は日によってそれぞれかな。

図書館や書店に行ったり、川で遊んだり。

 

休みの日はふだんの勉強はお休みにして、日記だけ書かせているよ。 

 

 

――ではまず、国語から。

 

 

長男は漢字の書き取りが好きじゃないから「イヤなことを先にやろう!」と話してまずここからやっている。

教材は「うんこドリル」ね。まず1年生のをやってから2年生。

 

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写真:たしかに例文はヤバいです。

 

「うんこドリル」はよくできてるねー。

例文の面白さが注目されがちなんだけど、
仲間の漢字を一気に覚えるようにできているんだ。

学校だと、まず文中から習う漢字をひろって……というプロセスだから、やや非効率なんだよね。

ただ、「うんこドリル」の例文は面白いけどかなり品がない(笑)。

本人は喜んで音読しているけど。

 

問題は、ドリルをなぞって書いているだけでは足りないところかな。

漢字の書き取りは回数をこなさないと覚えられないから、漢字練習帳に書かせているよ。

長男には、そこでまたぶうぶう言われるんだけど。

 

「手で書く」「声に出して読む」というアナログなやり方を今は大事にする時期だと思っているよ。

音読にしても、押し付けはしないけど、でも「こういうのがあるよ」というふうに、長男の感性にフィットすればいいなと思って教材を選んでいる。

音読の教材は、児童文学という枠に限らないで選びたいね。

大人が本気で作っているものをぶち当てたい。

たとえば宮沢賢治にしたって、子ども向けに書いていたわけじゃないと思うんだ。

 

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 写真:福音館書店から出ている『にほんご』。谷川俊太郎大岡信安野光雅といった当代きっての日本語の使い手が試みに作った国語教科書。

 

 

――算数はどうでしょう。

 

 

算数は、百ます計算のプレ版みたいなやつを1日1ページ。

さらに、2年生の2ケタの足し算・引き算、そして時計ね。

それぞれにドリルを1冊用意して、こちらも1日1ページ。

1日あたり、合計3ページだね。

 

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百ます計算は、実は7日間まったく同じ計算が続くの。

時間をはかるのがミソ。

計算自体は簡単なんだけど、時間をはかるから集中度合いがダイレクトにわかる。

これがノってこないときは、他の勉強も調子がいまひとつだね。

バロメーターになっておもしろいよ。

 

百ます計算「完答する」「タイムを縮める」というふたつの達成感があるから、できる子とできない子の差をうまく埋められるんじゃないかな。

青木小学校でやっていた「花まる学習会」の教材と似てるね。

 

長男は、引き算がだいぶ苦手みたいだね。

そして「時刻(点)」と「時間(量)」の概念が飲み込めていないみたい。

2ケタの計算がスイスイできないと理解が進まないかもな。

 

国語と算数をミックスしたようなパズルのような問題集は面白がってやっていたな。

 

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写真:国語は論理的思考力を養うので、算数との食い合わせは存外いいのかもしれません。文系・理系で分ける考え方が根強いですが、それもとっぱらったほうがよさそうですね。

 

 

――なかなか苦戦していますね。昨日も長男とふたりで話し合っている声が聞こえてきましたが。

 

 

本当は、国語と算数は1時間くらいでさっさと済ませて、毎日ワンテーマで何かやる、というふうにしたいんだけど、国語と算数で昼までかかっちゃうんだよね。

 

「これだけはやらないといけないよ」ということは、感情的にならずに言い続けるしかないよね。

大人は一通りやっているから「これが必要だ」とわかるけど、今まさに学んでいる本人にしたら、苦行をやらされているような感覚になるのも無理はないかな。

ひとつのことを長時間はまだ難しいから、面白いことをはさんで切り替えポイントを作って、気が散らないようにすることを心がけているよ。

 

 

(後編につづきます!)