教材を買ってきたよ
写真:買ってきたドリルたち。シール付きで気が利いている!
ホームエデュケーションというと、独自の教材、なんなら親が教材を作ってしまう独創的な教育! と思われるかもしれません。
しかし、長男は小学2年生。
まずは、読み書きそろばんじゃろうということで、夫がフツーに市販のドリルを買ってきました。
夫のもくろみでは、漢字はこれからの1年間で小6までやるつもりのようです。
漢字を覚えれば、本を読むのがだいぶ楽になりますからね。
漢字は今話題の「うんこドリル」シリーズを起用。
これ、近所のセブンイレブンでも売っているんですよ。
例文はすべてうんこに絡めてあって、中には環境型セクハラになるんじゃないかというヤバい例文もあります。
その点はペアレンタル・アドバイザリーが必要かもしれません。
しかし、脳に刻みこむには「うんこ」視点はなかなか侮れないものがあると感じています。
これを思いついて、しかもここまで徹底してうんこ一色にして世に出した方には敬意を表します。
そして、音読は「これは名作だナ」と感じている絵本や、最近子ども界隈でも人気の『論語』などをテキストにする予定です。
安野光雅、大岡信、谷川俊太郎という当代きっての日本語の名手たちが編んだ『にほんご』(福音館書店)という国語教科書もとってあったはずなんだが、見当たらない……。
ちなみに今日は、『百万回生きたねこ』を音読させてみました。
写真:言わずとしれた、故・佐野洋子さんの代表作。
算数は、四則演算を段階をふんでやっていきます。
長男は「科学」に興味があるようなので、
この4月から入っている上田市の「おもしろ科学少年団」で実地を、
そして興味のある本などを手掛かりに掘り進めていこうと考えています。
さらには、社会科見学的なメニューも。
拾ってきた黒曜石を売りたい(!)と言っているので、近々上田市のフリーマーケットに参戦予定です。
じつは、最初はネットオークションを考えたんですが、出品料がかかるので断念しました。
相場の安い黒曜石では、売れたとしても完全に赤字なので。
まずは気軽に参加できるフリーマーケットで、リアル売買の現場を味わってもらうことにします。
世の中の厳しさと優しさを知ることになるでしょう。
読書については、夫婦そろって編集者だったので(夫は今も編集の仕事をしています)、
本だけは惜しみなくと心がけていたのが奏功し、図書館に送りこむと何時間でもいられそうなほどよく読んでいます。
世の中に流通している情報の多くは文章というかたちをとっているので、まとまった量の文章を苦労なく読めるに越したことはないとわたしたちは考えています。
下の双子(男男・2歳)も本は好きなようで、勝手に謎のストーリーを作りながら読んでおります。
最後に勉強する場所について。
今まで学習机はありませんでした。
ダイニングテーブルや、夫とわたしが使うライティングビューローで宿題をしていたからです。
が、どこからか『子どもを賢く育てる暮らし方』隂山英男(学研)という本を引っぱりだしてきて(このタイトル、わたしの自意識があぶり出されてこっぱずかしいな)、そこに描かれていた横長机のイラストを指して「こんなのがいい!」と言い出しました。
学習机にはまったく興味がなかったのに、聞けば「かあちゃんっぽくやりたい」とのこと。
自称フリーライター(あやしすぎる!)のわたしが最近設置した机&棚と同じことをやりたいんだとか。
写真:机は東京で食事用に使っていたもの。ふすまのシミがまぶしいぜ!
そこで起用したのが、無印良品のパイン材の棚。
おお、それっぽくなったよ。
あるものを使うのは大事なことだね。
そんなこんなで、平日は、9:00~11:30の間、この一風変わった机で勉強をやっていきます。